HISTORY of MIXTURE ROCK
text by 接続された男
序文
歴史とは、いかなる場合においても作者の主観によって彩られるものだ。例えば、ある集団がいっせいにひとつの事故を目撃したとしよう。目撃した事実はひとつだが、それぞれが思い描くものは少しずつずれてしまう。
そのことは、ミクスチャーロックの歴史を語ることにおいても例外ではない。私は、ミクスチャーロックが誕生する過程で起きた様々な勢力たちの衝突をこの目で目撃してきたわけだが、これからお話しするのは、その<マイヴァージョン>である
-あるガイドブックから引用参考変換文-
【完全版】MIXTURE ROCK ミクスチャー・ロック特集
https://setsuzokuotoko.tokyo/mixture-rock/
ジャンルを超えた夢のコラボレーション
コラボレーションの大筋は、ロック vs ヒップホップ (ロックサウンドにラップ)
先駆者は、1986年にRun-D.M.C.とエアロスミスによるコラボレーション『ウォーク・ディス・ウェイ』を
実現させたリックルービンである。
リックルービンは、ロックアーティストとヒップホップアーティストを手掛けているので
当然の流れに見えるが容易ではない。
なぜなら企画名盤が少なすぎる。
ここで紹介するのはおそらくレーベル主導の企画盤。
下記のアルバムに出てくる強面ミュージシャンをまとめること自体が至難の業。
レーベルと良好の関係がなくては完成しない。
おそらく録音は別々だと思われる。
※参考になるかわからないがヒップホップアーティストとのコラボについては
DJ KRUSH DVD 「吹毛常磨」C.L. Smoothレコーディング秘話からヒリヒリする緊張感が伝わる
ジャッジメントナイト(1993年)
「OST/ジャッジメントナイト」は、ロックvsヒップホップ形式の映画サントラ。
プロデューサーはリックルービン
ミクスチャーロックブーム(1999年)よりはるか前に制作された名盤。
Living Colour & Run DMC「Me, Myself & My Microphone」は、もろバックドロップボム(日本)
Slayer & Ice-T 「Disorder」も見事。
ミクスチャーロック界において
スレイヤーはメタル界からのアンサーでありとても重要なバンドである。
音楽と映画の内容は全く関係ないので観る判断は任せる。
スポーンジアルバム(1997年)
メタリカ & DJスプーキー/スレイヤー & アタリティーネージライオットのキャスティングは最強!
でもなぜか、ミクスチャー特集に欠かさず取り上げられるが微妙にクロスオーバーできていない名盤。
ボクとは相性が悪いだけなのかな.。今聴いても…うーん…
サウスパーク(1998年)
<参加メンバー>
ウィーン/ランシド/ショーンパフィーコムス/ペリーファレル/フリー/アイザッヘイズ/アイクターナー/トムモレロ/ブレンダンオブライエン
エドステイジアム/リルキム/システムオブアダウン/エリックカートマン/ディーボ/リックジェイムス/エルトンジョン/ミートローフ/オジーオズボーン/プライマス/ジョーストラマー
ラウドロックス(2000年)
1 Shame On A Nigga / System Of A Down/Wu-Tang Clan
2 Make Room / Sugar Ray/The Alkaholiks
3 Hip Hop / Static X/Dead Prez
4 Los Angeles Times / Endo/Xzibit
5 Shook Ones / Everlast/Mobb Deep
6 Wu-Tang Clan Ain’t Nothing/ Tom Morello/Wu-Tang Clan
7 Only When I’m Drunk / Crazy Town/Tha Alkaholiks
8 What You See Is What You Got / Sevendust/Xzibit
9 How about Some Hard Core / Butch Vig/M.O.P.
10 For Heaven’s Sake / Ozzy Osbourne,Tommy Iommi/Wu-Tang Clan
11 Caribbean Connection / Shootyze Groove/Big Pun
12 Survival Of The Fittest / Sick Of It All/Mobb Deep
13 Still Not A Player/ Incubus/Big Pun
14 Reign Of The Tec 2000 / YKZ featuring The Beatnuts
リンストレイトトリビュート(2000年)
このアルバムは、
1998年12月11日に自動車事故で亡くなったSnotのリードシンガーLynn Strait(リンストレイト)へのオマージュ
1 Featuring Serj*– Starlit Eyes
2 Featuring Jonathan*– Take It Back
3 Featuring M.C.U.D.– I Know Where You’re At
4 Featuring Max*– Catch A Spirit
5 Featuring Jason*– Until Next Time
6 Featuring Brandon*– Divided (An Argument For The Soul)
7 Ozzy*– Ozzy Speaks 0:16
8 Featuring Lajon*– Angel’s Son
9 Featuring Fred*– Forever 2:55
10 Featuring Dez*– Funeral Flights
11 Featuring Corey*– Requiem
12 Featuring Mark*– Reaching Out
13 Snot– Absent
14 Lynn Strait– Sad Air (Spoken Word)
15 Snot– Untitled
ソウルフライ/プリミティブ(2000年)
1.”Back to the Primitive”
2.”Pain” (feat. Grady Avenell & Chino Moreno)
3.”Bring It”
4.”Jumpdafuckup” (feat. Corey Taylor)
5.”Mulambo”
6.”Son Song” (feat. Sean Lennon)
7.”Boom”
8.”Terrorist” (feat. Tom Araya) Max Cavalera & Tom Araya
9.”The Prophet”
10.”Soulfly II” (instrumental)
11.”In Memory Of…” (feat. Babatunde Rabouin, Deonte Perry & Justus Olbert)Rabouin, Justus Olbert & Deonte
12. “Flyhigh” (feat. Asha Rabouin)
V.A/TAKE A BITE OUTTA RHYME (2001)
1.ブリング・ザ・ノイズ(ステインド with フレッド・ダースト)
2.ゴーイング・バック・トゥ・カリ(セヴンダスト)
3.サッカー・MC’S(ローズ・オブ・ブルックリン with エヴァーラスト&ストーンド・ソウル)
4.ボーイズ・ン・ザ・フッド(ダイナマイト・ハック)
5.ポッシィ・オン・ブロードウェイ(インセイン・クラウン・ポッシィ)
6.ザ・チョイス・イズ・ユアーズ(ブラッドハウンド・ギャング)
7.マイ・マインド・プレイン・トリックス・オン・ミー(コットンマウス・キングス)
8.マイクロフォン・フェンド(ファン・ラヴィン・クリミナルズ)
9.ニュー・ジャック・ハスラー(ドープ)
10.ホワイト・ラインズ(ライファー)
11.ブリング・ザ・ペイン(マインドレス・セルフ・インダルジェンス)
12.インセイン・イン・ザ・ブレイン(ファクトリー81)
13.トリビュート(ノンポイント with グリム・オブ・ダーウィンズ・ウェイティング・ルーム)
14.ファンキー・コールド・メディーナ(モトロヴ)
ハードコアインディーズレーベルも企画盤
V.A Too Legit for the Pit: Hardcore Takes the Rap(2001年)
ハードコアパンクアーティストによるラップ曲のカバーバージョンのアルバム
日本シーン
V.A MAD MAXX マッドマックス (2000年)
1. 一掃 / 宇頭巻 × リアルスタイラ
2. Angel Of Def/Cocobat × YouTheRock
3. トモシビ / Wrench × E.G.G. Man
4. モッコスDaHouse ThreeSide×ポチョムキン
5. TheShowCase(ThreeTheHardWay)/ LowIQ01 Zeebra&UBG Family(OJ&ST, Kemu-Markit)
6. Mad Maxx/ChestHole×バックギャモン
7. Wブレード/Anarchy×ラッパ我リヤ
RISING SUN/ATTITUDE
東京アンダーグラウンド界のカリスマと言われるHIRO率いるRISING SUNのメジャー進出作。
ZEEBRA、ブライアンバートンルイス、電撃ネットワークのGYUZO、モトアキ(SOBUT)参加
※『接続された男』によるミクスチャーロックの関連記事はこちら
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